アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

taspo、商人魂、ブロガー魂

■ taspoの打撃

昭和のたばこ屋さんは、なんだか映画のチケット売り場のような、受付窓のようなところで、おばあちゃんが客とのやり取りを楽しみながら売っているイメージがあります。 自動販売機の導入で、そんなやり取りは少なくなり、ついに受付の窓はシャッターが常に閉じているような状態となりました。 今や売り上げの大部分は自動販売機。 寂しいですが、やり取りのいらない無人の販売機は、モノを買うということにかけてはとても便利です。 時代の流れかな、と自動販売機に頑張ってもらっていたところにtaspoの導入されました。 自動販売機での収入が、売り上げの大部分をしめているんです。 その打撃はいったいどれほどのものだったのか…想像するとツラくなってきます。 成人識別ICカードtaspo(タスポ)の導入が、たばこ屋さんの売り上げ減に今、拍車をかけています。 騒動も起こりましたよね。 煙草の自動販売機に「ご自由にお使いください」taspoがぶら下がっていた。 taspoの普及までの当面の処置だったのかもしれませんが、 「結局未成年が買うじゃないか!」 周りは怒ります。 でも、たばこ屋経営で生活していて、潰れる危機が目の前に切実に迫っていたとしたら、自分ならどうしちゃっていただろう。 今回は、七月四日のめざましテレビで取り上げられていた「たばこ屋さん夫婦」のお話が出典です。

■ ある商人の行動

昭和からのこのご夫婦のたばこ屋さんも、自動販売機での収入が売り上げの三割をしめていたそうです。 その日に売れた煙草の数はたった四箱… 頭を抱える状況は同じです。 でもtaspoをぶら下げるのではなく、店を閉じてしまうのでもなく、違う行動とられました。 店内の商品置き場を変え、壁一面に煙草の銘柄を並べます。 そして、店の真ん中に木の長椅子を置きました。 色とりどりにならんだ煙草の棚もきれいなんですが、この椅子にとても重要な意味があった。 ご夫婦の人柄もあってか、そのたばこ屋さんには人が集まってきました。 地域のちょっとした憩いの場が生まれたんです。

■ 不安、深刻さが問題の本質を隠す

自動販売機で買えなくなったお客さんに店の中へ入ってもらうには?」 とてもシンプルな問題ですが、自分が自動販売機に頼り切った「たばこ屋主人」であれば、この問題に気づけなかったかも知れない。 ・自動販売機で売れないんじゃ、もうダメだ ・全部コンビニにとられてしまって、どうしょうもない 先のことで不安にばかりなっていると、人は深刻になりすぎて、本質としての問題に気づけないのだと思います。 また気づいても、問題に立ち向かう対策、自分にその一歩を踏み出せる勇気があるかどうか…。 ・お客なんて呼び込めない… ・自動販売機の固定客だって顔も知らないんだ… 変化を受け入れられない自分を正当化ばかりしてしまいそうです。 奥さんはもともと、人とのやりとりが好きで、たばこ屋を続けていたようなところがあったんです。 その理念といったらいいのか、信念といったらいいのか、そのようなものの象徴として、あの長椅子がある気がします。 自動販売機を店の前に並べた頃、お客さんとの関わりが少なくなったことも残念だったんでしょうね。 もしかしたら、taspoの導入で「また商いができる!」とワクワクしちゃったかもしれない。 「自動販売機で買えなくなったお客さんに店の中へ入ってもらうには?」 この疑問へぶつかっていくのは、商人(あきんど)であるご夫婦には、とても自然なことだったんでしょう。

【引用】商人(あきんど)が愚痴をこぼしたらお客さんは離れますよ。 売れなくても笑ってなきゃ。~たばこ屋主人~ 【出典】フジテレビ『めざましテレビ』080704放送

■ 便利さ、商人魂、感謝の心

社会の流れが、人との関わりを薄くする方向に動いていたとしても、 結局人は人の間にあって初めて人間になるんですよね。

「商売っちゅうんは、自分を売ってなんぼやんか。」 蓼科ステーキハウスノースポイント主人 (世界一旨いステーキとパワーをくれるステーキハウス)

一昨日は二箱、昨日は四箱、今日は一箱… 自動販売機の売り上げばかりに気をとられ嘆き、それを買ってくれているのが人だということを忘れてしまう。 ネットで記事を書き、アクセス数だけを気にしていれば、一人の人が読んでくれているのに1という数字しか見えなくなってしまう。 設置しているだけで売れる便利さ、キーを打ち込むだけで伝えられる便利さ。 その便利さによって、商人魂のようなものを忘れないようにしていきたいものです。 アクセスだけに「あくせく」しないで、読んでくれるあなたに感謝し、これからも記事を書いていきます♪ どうぞ、これからもよろしくお願いします。