アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

恋を助ける?脳のディフォルト・ネットワークとは

【概要】脳にある「ディフォルト・ネットワーク」は無目的に活動しているときに活性化している。そしてそのディフォルト・ネットワークが新たな「出会い」に対しての脳の準備を整えてくれる。

脳の中には指を動かすと活性化する部位や、言葉を話していると活性化する部位がありますよね。 ほら、よく「この赤い部分が活発に動いています。この部位が指を動かしているんですね」といった感じ。 でも不思議な部位が存在します。それが「ディフォルト・ネットワーク」。 今回は脳科学者の茂木健一郎さんのお話から。

■ 恋の成就を遠ざける方法

【引用】人は、明確すぎる目的があると、それ以外の出来事には関心が向かなくなってしまうものです。 【出典】PHP『脳は0.1秒で恋をする』P12 著:茂木健一郎

確率論的に「恋の成就を遠ざける方法」というものがあります。 ま、それが超一途な片想いといったところでしょうか。 「ゆうすけ君しか有り得ない」 と考えているので、その他の恋を確実に遠ざけてしまいます。 ゆうすけ君だけにお熱ということは、けんいち君があなたを見ていても気づけない。たくや君が告白しても「ごめん、無理」となる。 恋の成就を遠ざけているでしょ? 「一途が悪い!」という話ではありませんよ。 単に成就する確率の話です。

■ 恋の出会いを遠ざける方法

目的が明確すぎると、それ以外の出来事が目に入らなくなる…これは出会いについてもいえることです。 「婚活するぞ!!!」 というのは結婚相手を探すということですよね。 人生をともにする相手を探そうというのだから、ハードルが上がっています。 「いい男って、なかなかいないのよね」 が口癖になってしまいかねません。 超片想いのゆるいバージョンです。 一生共にするまだ見ぬ君以外、目に入らない状態。 また婚活で出会いを探すとなると、合コンに行ったりして、会うべく人と会うことしかできません。 「それの何が悪いの?」 いや、それでいいはいいのですが、思いがけない出会いというのがなくなってしまうじゃないですか。 ジムに行って出会うとか、登山で出会うとか、英会話教室で出会うとか…。 目的を明確に恋することだけを目当てとして、合コンだけに出会いを求めるのはもったいない気がします。 それよりも、自分の趣味を広げるなかで、出会いの確率をあげていくのがいいかもしれません。 恋の出会いを求めすぎることが、恋の出会いを遠ざける…不思議な話ですね。 そして、ディフォルト・ネットワークの話に戻ります。

■ 脳のディフォルト・ネットワークとは

その目的を明確にしていないときに脳の中で活性化しているのがディフォルト・ネットワークなのだそうです。

【引用】人間の脳は何かを考えている時に、より活発に活動しているものなのですが、この「ディフォルト・ネットワーク」だけは特殊で、何か特定のことに目的を定めて考えている時には活動が低下しており、反対に、何も考えていない時に活性化している。いわば脳がアイドリングしている時に、一番活発に働いていることが分かっています。 【出典】PHP『脳は0.1秒で恋をする』P4 著:茂木健一郎

また、

【引用】「ディフォルト・ネットワーク」とは、常に脳内を回遊して「何か新しいこと・面白いことはないかなぁ」とアンテナを立てて探している状態でもあるのです。 【出典】PHP『脳は0.1秒で恋をする』P12 著:茂木健一郎

■ 恋愛成就の脳

つまり無目的にいること、脳がアイドリング状態のときこそ、アンテナが立って出会いが多くなる状態のようです。

【引用】恋愛において、「ディフォルト・ネットワーク」が必要な理由は、それが新たな「出会い」に対して、脳の準備が整っている状態をつくり出すからです。 【出典】PHP『脳は0.1秒で恋をする』P12 著:茂木健一郎

恋したい、恋したい、恋したい… と思っているときほど、なかなか恋ができないことがあります。 それは「恋する」という目的が明確すぎて、多くの出会いがあなたの前を通り過ぎているのに、それを察知するアンテナが立っていないからかもしれません。 まさに恋の空回り。

【引用】Aという目的が確立されてしまっていると、それ以外のBやCの選択肢は、あらかじめ視界から排除されてしまう可能性がある。 しかし、もしかしたら自分にとっての最高の幸せは、BやCの場所に転がっているかもしれないのです。その偶然の幸運に出合う力が、「セレンディピティ」と呼ばれるものです。(中略) その「セレンディピティ」に巡り会う機会を生み出すのが、脳の中の「ディフォルト・ネットワーク」なのです。 【出典】PHP『脳は0.1秒で恋をする』P12-P13 著:茂木健一郎

ディフォルト・ネットワークを活性化させる時間、つまり無目的・無課題でいる時間を持ってみませんか? そこで面白いことを発見し、やってみるうちに出会いの確率をどんどん増やしていきましょう。 長文おつきあいいただき、ありがとうございました。