アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

『守護天使』

【引用】 啓一は三年前に「太っているから」という理不尽な理由で会社をリストラされた。

【出典】宝島社 『守護天使』 著:上村佑

■ 第2回日本ラブストーリー大賞

小説はそんなに読みません。 でも自分が意外にミーハーであることを知りました。 「ラブストーリー大賞受賞!…お、すごいな」 と手にとった。 普段なら少し目を通して、小説ねぇ、と呟き本を置くのですが、 上で引用した一行で虜になりました。 この世界、ぶっ飛んでる。

■ 三重苦の恋

男のビジュアル三重苦といえば、ハゲ・デブ・チビですが、 主人公の須賀啓一は可愛そうに、三つとも背負って生きています。 生かされています。著者に、そして奥さんに。 奥さんなんですが、これまた鬼嫁で… もう身長は負けてるわリストラになったわで、 いやそれ以前から啓一は頭がまったくあがらない。 〈-亭主は生かさず殺さず〉 鬼嫁勝子の得意ゼリフですよ。 嫁にだけではありません。 美大に通う娘、中学生の息子にはもちろん、飼い犬にまで舐められています。 で、こんな50歳啓一が、電車でみかけた清楚な女子高生に恋をしてしまうんですね。 そして悪友の村岡に誓います。

俺はもう決めたんだ 何を? あの子の守護天使になることを

■ 守護天使

この作品『守護天使』はラブストーリー大賞を受賞しています。 でも、かなりの変化球もの。 選考委員の浅倉卓弥さんは言います。 〈どこがラブストーリーだといわれれば言葉につまるし、何よりタイトルだって詐欺スレスレである。〉 ラブストーリーかどうかも疑問を呼ぶ作品なのに選ばれたのには訳があって… 読めば分かります。 「こんなダメダメなオヤジ主人公、感情移入できねぇよ」 あなたはいつのまにか応援していますよ。 最近楽しんで本を読んでないなぁというあなた、 ちょっと笑えてちょっと感動したいというあなたに『守護天使』。 オススメです。 お風呂に入っているうちに読めちゃいました。 それぐらいスピーディに、かつのめり込んで読めますから。 ちなみにラブストーリー大賞についてはこちらをご覧ください。 もう少しレビューを見たい方は↓↓

【出典】宝島社 『守護天使』 著:上村佑