アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

「業」が出ない育て方

【概要】自分が力を持ったとき、偉そうにしてしまうのが「業(ゴウ)」。子が力を持つ前に、偉くなる前に「優しさ」について伝えておくと、その子は生きやすい。
「え?何やってるかって?頭を垂れてんだよ。 あ?知らねぇのかよ。 偉くなればなるほど、実った稲穂は頭垂れるんだよ。 ああん?まぁ、小麦なんですけどね、僕ら。」 実るほど頭の垂れる稲穂かな By:CoreForce

■ 「優しさ」とは

小林正観さんのお話です。 「優しさ」とは、力の持った者が、力の無い者に権力を行使しないことをいうのだそうです。 立場が強いお母さん、そして立場の弱い子どもの場合、「子に優しいお母さん」という言い方はしても、「母に優しい子ども」という言い方はしないのだそうです。 なるほどなるほど。

■ 「業」とは

業というのはその反対。 「業」とは、力を持った者が、その力を弱い者にふるうこと、ふるいたくなることです。 やっかいなことに、この「業」、自分が持っているかどうかというのはなかなか判らないものだそうです。 いつ判るのか? 力を持ったときです。 繰り返しになりますが、「業」とは、力を持った者がその力を弱い者に行使すること。力が無いのならふるえませんので。 嫁「ちょっと!その枕、私が使いたいんだけど!!」 千「えぇぇ、俺が買ってきた枕やのに!」 嫁「だって、そっちの方が寝やすいんだもん!!」 結婚する前、嫁が彼女のときは、 嫁「はい、弥一さん。こっちの枕の方が寝やすいから使って♪」 だったものが、嫁という力を得たとたん、 嫁「あなたの枕は私のもの!私の枕は私のものよ!!おほほほほ♪」 なーんてなっちゃうんだから!!…というのは冗談ですよ。うちの嫁は優しいのです。…あぁこの言葉自体、「嫁>千石」の力関係を表しているのだけど…。

■ 「業」があると生きにくい

「謙虚に生きよう」と自分が心がけているのは、それが生きやすいと思っているからです。 傲慢って生きにくいよぉ。 傲慢にできるってことは力があるのだろうけど、恐怖政治と一緒で、人はしょうがなく留まっているだけ。寄り添ってくれているのではないもんね。 力が無くなったとたん離れていきます。 「業」を発揮して、「俺、力あるよ!偉いよぉ!」とやっていると、同じぐらいの力の人が出てきて戦いになったり、もっと力強い人が出てきてとっちめられたりしちゃう。 そりゃもう大変。 「業」は比べ競い「俺が一番」という生き方で、「力」が無いと生きられません。力が無くなったとたん、「なんだ、それほどの奴か」と見放される…ツラいなぁ。 そして衰えない力というのもなかなか無いもので、いずれ誰かに踏み台にされるのです。 至極、生きにくい。

■ 自分の「業」は気づきにくい

「私は大人だから正しいの!あんたが間違っている!!」 ふんぎゃー!と子を怒鳴り散らしていること、よくあります。正しい、教育、大義名分振りかざすときって、僕はなかなか自分が見えなくなるのです。 「正しいからやっちまっていい」 業そのもの。そして業のことを知らないとそれにはなかなか気づけません。

【引用】困ったこと、嫌なことが起きたというのは、あなたの間違いを神さまが正そうとしてくれているのだから「悪いこと」ではありませんよ。 けれど、事前に知っていれば、避けて通れるものが山ほどあるのです。 そこに必要なものが眼力、見抜く力です。(中略) 眼力を養うのは、さして難しいことではありません。 知ればいいだけです。 【出典】サンマーク出版『眼力』P14-15 著:斎藤一人

「業を見抜く眼力なんてない!」 大丈夫。あなたはもう業を知っているのだし、 「あれ?これって業かしら?」 と止まるだけで気づけます。 でもこれまた繰り返しになりますが、業のことを知らなければ気づけません。子が力を持ち、業を知ることなく「業真っ直中」にいては、 「偉そうにしちゃいけない!」 「知るか!ええやんけ!俺が一番野球できるんやから、チームのこと何いったかって!!お母さんかって野球のこと何にも知らんくせに、口出しせんとって!!」 となる。

■ 業が出ない育て方

業の真ん中にいる人には、何を言っても伝わらないのです。 「社長、それは無理ってもんです。」 「おまえに何がわかる!ただ言われたことをやっていればいいんだ!」 力があり、それを振りまく人に、力の無いものが何をいっても、なかなか聞こえません。 その子が偉くなる前に、自分の力がその子よりあるときに、「優しく」伝えなければいけないんですね。 前もって、優しく。

【引用】「誰にご馳走になったって、親にご馳走になったって、ご馳走様って言うんだぞー」っていつも言っていれば、10日も前から言っていれば、飯食ったときぐらい、ご馳走様って言うもんなの。 それを、先に飯食わせちゃうからいけないんですよ。 言ってから飯食わせなきゃ、相手だってわからないんだもん。 わからないことで怒られるから、相手も困っちゃうんです。 ということだよね。 世の中、シンプルにできてるからね。 言いにくいことは、事が起きる前から言っている。これが正しいね。 【出典】三笠書房『人生が全部うまくいく話』P164 著:斎藤一人

「あなたが偉くなったとき、人にやさしくしてあげてね。一生懸命野球の練習して、上手になったら、できない人のことほっておくんじゃなくて、自分がうまくなれた方法をやさしく教えてあげるんだよ。」 業が芽生える前にね♪ 「何偉そうにしてるんだ!!!!!」 なんて、業を見せつけたら逆効果ですけど。 「人に怒鳴っちゃいけない!!!!」 って怒鳴っているようなもんですから。

【引用】「優秀だけれど、周囲の人とぶつかってばかりいる人」 と、 「優秀じゃないけれど、周囲の人に愛される人」 とでは、どちらが楽に生きていけるでしょうか? もうおわかりでしょう。 「愛される人」の方が楽に生きられると思います。 【出典】学研『楽しい子育て孫育て』P105 著:小林正観

本日は小林正観さんの『楽しい子育て孫育て』から紹介させてもらいました。 長い文章、ありがとうございました。