アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

女性の異変

アフロ父は時計を合わせるにも余念がない。 電話のオンフックを押し、知らない綺麗な誰かの規則正しい声を家中に鳴り響かせる。 「しもた!コンマ3秒ズレた!もう一周や」 なんてことはしょっちゅうで、 「えぇ…もう1分?」 女性はそんな文句も言わないで、また1分間きっちり時報を告げてくれるのだ。 ちなみに「しもた!」は関西弁で、標準語でいうところの「ぬかった!」やら「南無三!」やら難しい言い方すれば「しまった!」という意味になる。

◆ 女性に異変

この間もアフロ父はいつもどおりオンフックを押し、ピ、ポ、パ。 時計を合わせていた。 鳴り響く女性の声。 「しもた!」 「はい、こちら救急ですが、どうなさいましたか?」 「あ、いや、時報と間違えたんです…失礼します…」 ツー、ツー、ツー、 「119、117…」 時計を握りしめたまま、父は何かをつぶやき続けていたという。