アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

ミイラ取りがミイラになる

アフロ「3月21日を『Xデー』とする。」 サンゲン「了解」 計画は今年に入ってからねられ、2月の半ばまで凍結し、 アフロ隊の皆様に、 ゆーすけ「どない?」 と尻叩かれながらJOJOに進んでいった。 計画名「ディテ(嫁)殲滅作戦」。 日頃私をナメきっているディテに、結婚記念日のこの特別さを利用して一発かましてやろうという計画だ。

■ 隊員招集でコケる

どうしても私1人では彼女には太刀打ちできない。 なんていったって私はアフロで、あちらはアフロディテである。

髪型vs女神

どんな戦いになるかは置いておくにしても、真っ向勝負では結果はおのずと見えてくる。 私は仲間を募ることにした。 丁度一年前の結婚式で二次会に来てくれたみなさんに声をかけてみることにした。 「そうや、ついでに電話帳整理してまとめてもたら今後の活動も楽かも」 携帯の電話帳のグループを整理することにした。 「おしっ、前の『会社』ってフォルダー内全部消して、ここ『結婚式つながり』ってフォルダーにしてまおっと」 そして会社フォルダーに必要な電話帳がないことを確認して、ポチッ、ポチッ、ポチッ、決定♪

削除が終わりました

…電話帳が全滅…。 「うそ…」 何度確かめても、電話帳の登録件数は0…恐るべし神の力。

■ 葉書の印刷でコケる

こうなったら仕方がない。 二次会の招待状を送った住所録を利用して、葉書で連絡取るか。 これもかなりハードルの高い作戦であった。 腐っても結婚している。 家に帰れば、ほぼ必ず嫁のいる状況だ。 機を見計らってやるしかない。 まず文面を作成する。

飲み会のお知らせ ~携帯のアドレス帳が全消しされたので葉書でご案内~ 3月21日に、うちの嫁には極秘で飲み会を開こうと思っています。 場所は…

ここまではいい。 ここまではいいのだが刷る枚数は数十枚ある。 ディテが風呂につかっている間に刷れるのか? 第一、爪を切ってても風呂の中で気づくような女である。 「爪切ってたでしょ?エライエライ」 「な、なんでわかったん?」 「音よ、音」 シャワーの音鳴り響くバスルームである。どんな地獄耳だろうか。 しかしやるしかない。 ガーガーガーガーガーガー 終われ…終われ…終わってくれ…速く!速くCanonMP630! 全MP使っていいから速く!! ガー…

インクが切れました

ノーーーーーーー!! カチャ… ディテ「ふーー、イイ湯だった♪あれ?何印刷してるの?」 ピラリー鼻から牛乳♪ アフロ「え?これはその、あれよ職場の飲み会」 ディテ「へー!葉書に刷ってるの?手渡しすればいいのに」 ピラリー鼻から牛乳♪ アフロ「いや、ほら、あれよ、気づかれてもあれやん?」 なんとかその場はごまかして、残り数枚を文面読ませずに刷り上げたのである。

■ 文面でコケる

ディテをとんでもなく驚かせるには彼女の友だちを呼びたい。 高校のバレー部にはアフロ隊に入隊済みの「ひさの女史」(仮名)にお任せして、大学の研究室繋がりなどには私が連絡するしかない。 そちらにも同じ文面で葉書を送らせてもらう。 ゆーすけ「携帯全消しってどうやったらなんねん」 サンゲン「なに?リアルぷよぷよ?」 ひさの「はーい楽しみにしてます」 ゆみこ「友だちつれていってもいいかな?」 たけし「いく。」 続々返ってくる返事。 ディテ「ねぇねぇ、米さん(仮名)から、いきなりこんな連絡がきたんだけど。」

3月21日の結婚記念日おめでとう! ごめんね、 その日友だちの結婚式が入ってるんだ! 飲み会に参加できませんが、 ごめんなさいっ!

ピラリー鼻から牛乳… アフロ「あぁ、なんか間違ってんな」 ディテ「私、呼ばれてない飲み会があるのかしら…」 うん、呼んでないよ。あなたはまだ呼んでません。 ディテ「あぁショックだなぁ…」 なんとかその場はごまかして、返事の返ってきた皆さんに飲み会のプランをメールで説明した。

■ ダミーお祝いメッセージ

アフロ「店内暗くシーの、結婚式のDVDながシーの、俺ら入りーの、ディテびびりーの、みんな入りーの、さらにびびらせーの、嫁ぎーのっ!で」 ゆーすけ「もう嫁いどるけどな。俺らがアフロ家に忍び込む時間も作ってな」 当日、うまい具合にディテが実家に帰っていたので、 「それじゃ、午後四時に家にいて」 と彼女と待ち合わせをした。 四時から計画の時間まで、まぁダミーの結婚記念日お祝い会をする。 アフロ「でも、この時間どうやって潰せばええやろ?」 ゆーすけ「告白した寺にでもいってきてさ」 そんな話をしていたので、寺に行く。 写真をとり、 ディテ「これからどうするの?」 アフロ「映画でも観に行こうと思ってさ」 ディテ「いいねぇ♪何観るの?」 アフロ「『ディアドクター』」 ディテ「あら、邦画を観るなんて珍しい」 アフロ「あ、あぁ。観たくてね」 飲み会の時間に丁度終わるのが、その映画しかなかったのだ。 ブーブーブー

着信 サンゲン

アフロ「おっ、久しぶりやん♪」 サンゲン「おうおう!こっちは引っ越しも終わって向かっておりますよ。結婚記念日おめでとうございますっ」 アフロ「いやぁ、ありがとう♪それじゃディテに代わるわ」 ディテ「あれぇ覚えててくれたの!嬉しい♪そっかぁ、引っ越しでぇ。うんうん。代わって代わって♪ゆーすけ君、ありがとうっ!うんうん。え?あっ、たけし君♪ありがとう♪そっかぁ、みんな神奈川かぁ。ありがとうね♪それじゃアフロに代わります」 アフロ「そうそう、今から映画にでも行こうと思ってね」 ゆーすけ「バレてなさそうやな。それじゃ計画をすすめやす」 アフロ「はーい、ありがとう♪」 ゆーすけ「ほな、いきましょか、みなさん」 ツーッツーッツーッツー

■ ミイラ取りがミイラになる

映画が終わり、それでも会が始まるまで40分ある。 時間を潰さないといけない。 ディテ「あぁ、おなかすいたぁ~」 アフロ「ちょっと行きたいお店があるんやけど、その前に7に行こう」 いったん会場とは明後日の方向にあるコンビニに行き、ディテがトイレで前後ろ逆の服を直している間に言い訳を考える。 アフロ「ごめん、いまお店に連絡とったら全席満席やって…」 ゆっくり会場に向かう。ゆっくりゆっくり…。 店内に入るディテ。 ディテ「あれ??あの映像って…あれ?たっちゃんじゃない?あれ?うちのDVD?」 そして映像とは逆の店内に目を向けると… ディテ「!?………」 ノーリアクション。 よくいえば絶句。 店内にいる友だち。 ディテ「え?なんでなんで?なんでいるの?」 みなさん「結婚記念日おめでとぉぉぉぉぉ!」 飾られた結婚式の品。 ディテ「あれ?出るとき家にあったよね?なんで?」 アフロ「持ってきてもらってん。魔法で。」 ゆーすけ「そうそう、そんならこの魔法返すわ」 ディテ「あぁ、どうりで私の車の鍵を使うと思ったわよ」 楽しい飲み会が終わって、夜が明けるまで歌い明かした帰りの車で語る。 アフロ「まったく。少しは判りやすいリアクションとれよ」 ディテ「だって、あんなに友だちがいるとは思わないじゃない。ただアフロが人の二次会にドンドコ入っていってるだけかと思ったわ。『ついにこの人、ここまで空気の読まない人になったか』って」 アフロ「さすがに人の二次会にドンドコ入らんやろ」 家の鍵を魔法で開け、居間への扉を開けると、

ミイラ取りがミイラになる瞬間

大きな花束と、一面に一年前の思い出。 ディテ「アフロ、やられたね」 アフロ「完全にね」 ミイラ取りがミイラになる。 サプライズさせられたのは私の方であった。