アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

小さなガーディアン

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「産婆さんが凄腕だったから」 と、その凄腕産婆さん張本人の義母さんはいう。 尻尾が直角に曲がり、妙にダミ声の猫がいれば、それはモカアフロディーテさんの実家のネコだ。 「に゛ゃー」ドタドタドタ どこかのノラに追われているのかと窓を開け 「モカ!」 …この辺りじゃあ敵なしだからなぁ… 義父さんの言葉が蘇る。 追い回しているのはモカの方であった。 訪ねて来たときはいつも寝ているのだが、今日は何か様子が違う。 「に゛ゃー」 いつものだみ声は変わらないのだが、歩くときに右前足がつけていない。 「お父さん、足がつけないときは骨折してるんだよ」 四女のミヨ(仮名)が心配そうに、 「病院へ連れて行った方がいいんじゃない?」。 その後、義母さんが不思議な話をしてくれた。 「うちにネコがいるときはね、家族が大きい病気をしないの」 おじいさんやおばあさんが体調を崩したときも、誰かがひどいケガや病気になるときは、決まってネコが家にいないときなのだそうだ。 「モカは代わりになって護ってくれてるのよ。だからかわいそうで…一緒にいてあげなきゃなって思うの」 義父さんが立って、 「連れて行くか」。 私は日曜に開いている動物病院を検索した。 「に゛ぅー」 周りの心配を知ってか知らずか、モカは伸びたままこんこんと眠り続けている。 元気になれ、小さなガーディアン。 たまには護られてもええんとちゃうか?